仕事ができる人は返信が早い。
そんな話、聞いたことありませんか?
でも、何でも即レスが正解なわけじゃない。
LINE・電話・メールそれぞれのちょうどいいスピード感を、現場目線でわかりやすく整理します!
なぜ「返信の速さ」が信頼につながるのか

「対応が早い=信用できる人」の理由
たとえば、LINEで「確認お願いします」と送ったあと、1時間既読がつかない人と、10分後に「今確認中です」と返してくれる人。
どちらが「仕事ができそう」だと思いますか?
多くの場合、対応が早い人のほうが信頼されるんです。
- 返事が早い=ちゃんと見てくれている
- 動きが早い=先回りしてくれる
- 不安にならない=一緒に仕事しやすい
これは営業でも社内でも共通です。
レスが遅いと相手が不安になる心理
連絡が来ているのに反応がないと、相手はこんなふうに思い始めます。
- 「ちゃんと見てるのかな?」
- 「無視されてるのかも…」
- 「急ぎじゃないと思われてる?」
返信が遅い=相手を不安にさせる行為、と言ってもいいかもしれません。
レスの早さは“気配り”の見える化
レスが早いということは、「あなたのことをちゃんと気にかけていますよ」という気配りのサインでもあります。
とくにtoC(個人対応)の仕事では、「この人、ちゃんと動いてくれるな」という安心感が、お客様との信頼に直結します。
LINE・電話・メールの基本レスポンス基準

【LINE】基本は15分以内。既読スルーにならない工夫
LINEは“リアルタイム”に近いツール。
社内でも営業先との連絡でも、15〜30分以内に一度反応するのが理想です。
✅ 内容が確認だけなら
「了解です!確認しますね」
✅ すぐ答えられないなら
「あとで確認してご返信します!」
「既読スルー」は一瞬で信頼を下げます。
【電話】1コール or 3コール以内が理想
電話はもっとも緊急度の高い連絡手段。
受け取る側の基本マナーは、「できれば1コール、遅くとも3コール以内に出る」こと。
✅ 出られなかった場合は、折り返しは5分以内がベスト
✅ 電話に出られないときは、「すぐかけ直します!」の一言LINEを添えても◎
※スマホは常に持ち歩く・音を消さないのが基本!
【メール】1営業日以内が原則。ただし内容によって変わる
メールは比較的ゆっくりでOKですが、当日または翌営業日中には返しましょう。
- 内容が軽ければ数時間以内に返信
- 確認が必要な場合は「受領しました、後ほどご連絡いたします」だけでも一報を
未読放置は、メールでも「レスが遅い人」のレッテルに。
「すぐに返さない方がいい」ケースもある

確認が必要な内容は即レスより”受信の一報“
たとえば、契約書の確認や金額の相談など、その場ですぐに答えられない内容を即レスすると、誤解やミスの原因になります。
✅「確認してから返信します」
✅「先に確認したうえで、改めて連絡しますね」
この受信したことを伝える一報があるだけで、相手は安心します。
上司やお客様のメッセージには、言葉選びも重視
返すスピードが早くても、言葉づかいが雑だと逆効果。
×「わかりましたー」
○「承知しました。ありがとうございます!」
特に、お客様へのLINE返信は「言葉の丁寧さ>スピード」と考えてOKです。
「返したけど微妙だった」を防ぐ、保留のテクニック
内容に自信がないときや感情的になっているときは、いったん下書き or メモ帳に保存。
- すぐ送らずに見返す
- 先輩に添削してもらう
- 10分寝かせてから読み直す
このワンクッションで、言いすぎや誤字脱字が減ります!
返信の優先順位をつけるコツ

すぐ返す/後で返すの線引きルール
「全部すぐ返す」が正解ではありません。
むしろ、“今じゃない”を見極める力が仕事の質を上げます。
【今すぐ返すべき】
- 上司からの緊急連絡(来客・変更依頼など)
- お客様からの質問や来店直前の問い合わせ
- 自分の対応が止まっている業務連絡
【あとで返していい】
- 雑談的なやりとり(同僚・同期)
- 情報共有のみで緊急性がない連絡
- 正確な確認が必要な内容(→一報だけ送っておく)
「速さ」よりも「適切さ」
それが、長く信頼される人の行動基準です。
タスク管理ツールを使って返信忘れを防ぐ
「あとで返信しよう」と思っていたら、気づいたら夜だった…
そんなミス、誰にでもあります。でも、仕組みで防げます。
すぐできる対策:
- LINE Keepメモ機能に未返信を残す
- Slack:未読のままorピン留め
- Googleカレンダー:15分返信タイムを入れる
- タスクアプリ(Todoistなど)に「返信」タグで登録
返してないのに忘れてる人=信頼を失う人
忘れない仕組み=仕事ができる人
このように覚えておくといいでしょう。
未読・未返信を放置しない!スルーと思われない工夫
とくに、確認中や判断保留のときは、「一時反応」が必須です。
✅ 「ありがとうございます、確認の上ご返信いたします」
✅ 「ただいま外出中のため、戻り次第ご連絡いたします」
✅ 「内容把握いたしました。対応完了後に改めてご報告します」
→ たった一言で、信頼と安心が生まれます。
「対応が早い人」になるための習慣

通知設定・既読管理で”気づかない”を防ぐ
返信よりも前に、まず大切なのは「連絡に気づけているかどうか」です。
どれだけ早く返す意識があっても、通知に気づかなければ意味がありません。
対応力の高い方は、そもそも「気づける仕組み」を整えています。
たとえば、スマートフォンの通知設定をONにして、LINEやSlack、Gmailなどの通知がすぐ確認できるようにしていることが多いです。
通知バナーやサウンド設定も、音が鳴らないバイブだけにしていると気づかないことも多いため、見直す価値があります。
昼・夕方・退勤前に“返信タイム”をつくる
「通知は来てるけど、作業に集中してた…」ということ、ありますよね。
そんなときは、1日の中に返信タイムをスケジュール化するのが効果的です。
例
- 12:00〜12:15(昼休憩のはじめ)
- 17:30〜17:45(退勤前の最終チェック)
- 22:00前後(個人LINE・Slack対応など)
「気が向いたときに返信する」ではなく、タスクと同様に「返信も予定に組み込む」。
この意識を持つことで、業務の効率も信頼度も自然と高まっていきます。
「早く返すだけ」じゃない。“返し方の質”も大事!
対応のスピードが早いことはもちろん大切ですが、単に早く返すだけでは不十分です。
内容があいまいだったり、雑な印象を与える返し方をしてしまうと、かえって不安や誤解を生むこともあります。
たとえば、
「えっと…多分大丈夫っす!」
このような返答は、カジュアルすぎて「本当に大丈夫なのかな?」という印象を与えてしまいます。
一方で、
「承知しました。内容を確認のうえ、明日までに対応いたします」
といった、丁寧かつ明確な表現であれば、相手に安心感を与えることができます。
返信の質を高める3ポイント
- 結論ファースト
「OK/確認中/対応済み」など明確に - 理由・背景も一言添える
「〜のため、明日になります」 - 感謝・敬語を忘れずに
「いつもありがとうございます」「ご連絡ありがとうございます」
まとめ|即レス=信頼ではない。「気配り×判断力」が本当の仕事力
仕事ができる人の多くは、「なんでもすぐ返してる」わけではありません。
本当に大事なのは、相手と場面に応じて、スピードと伝え方を変える判断力。
- すぐ返すもの/あとで返すものを見極める
- 忘れない仕組みを持っている
- 返すときに「伝え方の質」まで気を配れる
そんな人が「一緒に働きたい」と思われるんです。
今日からぜひ、“返信”を「連絡作業」ではなく、「信頼を生む行動」としてアップデートしていきましょう!